アトピーの症状を出さないための予防対策

保湿・スキンケアと 生活習慣など

アトピーを出さないためのスキンケア

 

赤ちゃんへやさしい保湿がアトピーを予防

 

赤ちゃんの肌はとっても気になりますね。
出来れば、いつまでも綺麗な肌でいてもらいですよね。

ご両親にアレルギーやアトピーの症状がある場合はなおいっそう心配ですね。

ご両親のどちらかにアレルギー(アトピー含む)の症状がある(あった)場合通常の
2倍程度、 どちらもアレルギーの症状がある場合は3~4倍の発症リスクがあります。
(アトピー有症率が10%程度なので、概略最大30~40%くらいのリスクだと思います。)

一方、明るい情報もあります。
国立成育医療研究センターの発表ではしっかり保湿をすればアトピーの発症リスクが30%下がる。
というものです。

私たちアトピー持ちの親でも赤ちゃんにしてあげられることがありますね。
日々のスキンケアが大事だということのようです。

 

さて、これからは具体的な方法についてわかりやすく、できるだけ簡単に
書いていきます。
大丈夫です。
アトピーと診断された赤ちゃんも免疫のバランスがよくなる
1才半~2才頃に軽快~治癒する子が多いのです。
それまでは湿疹の消長を繰り返しますが、スキンケアとお薬で改善します。
正しい知識と正しい生活習慣を身につけてあげてください。

まずは症状を見極めましょう。

保湿の効果があるのはアトピーの症状が出ていない時の話です。

アトピーの症状が出ている時は、ステロイド外用薬で症状を消してから
再発防止のために保湿することになります。
アトピーの症状が出ている時に保湿剤を使うのは逆効果になることが
多いので注意してください。

赤ちゃんは症状を説明してくれないのでママだけが頼りです。
まず、痒がったら、その場所は保湿ではなくステロイド外用薬を使ってください。
そこはアトピーです。

ステロイドを過剰に心配する風評被害が後を絶たないのですが、
赤ちゃんに処方されるステロイド外用薬のロコイド等は相当弱いステロイドです。
皮膚が赤くなったり硬くなったりするのはステロイドの副作用ではなく、
炎症が繰り返されることでの肌の修復ミスなんです。だからアトピーの症状を完全に
抑え込むまで、安心してステロイド外用薬をしっかり使ってあげてください。

肌に赤みがありゴワゴワしてる
肌に赤みがあり凸凹している
肌の赤みは減ったが凸凹している
こんな症状ならステロイドがいいです。まだ炎症中です。
ステロイドは痒みもしっかり抑えるので赤ちゃんのご機嫌も良くなります。

水を一滴垂らして見て、肌で弾くようになったら、ようやくアトピー症状からの卒業です。

アトピーの症状が消えたら、ここからがスキンケアの本番です。
(アトピーの症状がある部分は、大人も子供もステロイド外用薬とワセリンかヒルドイドしか使えないのでお医者様の指示に従ってください)

さて、ではどんな保湿剤がいいのか? を考えます。

そもそも保湿とは? を知っておく必要があります。

皮膚というのは赤ちゃんでは人体の75%を占める水分を外に流れ出さないようにする壁であり
外気の細菌などの雑菌を体内に入れないためのバリヤーをするためのものです。
(両面の機能に問題があってアトピーになります。)

 

水が流れ出さないようにする方策は3つあります。
  1)油膜を作る。
これが皮脂です。水分の蒸発を防ぐとともに摩擦を刺激を減らし、細菌の繁殖を防いでいます。

 

2)角質層で水分を蓄えるスポンジを強化する。
天然保湿因子でアミノ酸、尿素、乳酸、塩基類などで作られ、スポンジのように水分を吸着し角質層に
水分を供給することで柔軟性と弾力性のある角質層を作ります。

 

3)角質細胞同士をくっつける接着剤を強化する。
細胞間脂質が角質細胞同士をくっつける接着剤の役目をします。
水分層と脂質層が交互に並ぶことで脂が水を挟み込んで水が漏れないようになっています。
この脂質はセラミド類が半分を占め遊離脂肪酸、コルステロール、コルステロールエステルなどで
作られています。アトピー体質の人はこの大事なセラミドを生成する力が弱く1/3しか作られない
ことがわかっています。

スポンジには保湿効果は無いので、1)と3)を強化することになります。

まず、大事なのは3)です。

セラミドを補充してあげることはアトピー体質の赤ちゃんには大事な要素です。
セラミドの中でも特にヒト型セラミドは擬似合成セラミドの3倍の保湿力を持つので圧倒的におすすめです。
乾燥肌の赤ちゃんも健康肌以上にもちもちぷるるんにすることができます。

次に、油成分です。
赤ちゃんは大人と違って皮脂がとても少ないのである程度油分の補給が必要です。
大人ではワセリンで補給するのが安全なのですが、赤ちゃんはワセリンが汗腺に蓋をして
アセモになってしまうので、ワセリンが使えません。

ベトベトしないで浸透していく油ということで注目なのが馬油です。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスが人に近いので吸収されやすい特徴があります。

馬油は動物性油脂ですが、
植物性油脂ではシアバターがいいと思います。
シアバターのシアの木は花を咲かせるまでに20年前後かかり
実がなるにはさらに20年かかります。
しかも、実がなるのは3年に一度です。大変貴重ですが、
油分の補給だけではなく、紫外線から守ってくれて抗酸化作用まであります。

セラミドと油分の補給。 これがポイントです。
アトピーやアレルギーは個人によって特徴が違います。
馬にアレルギーのある人は馬油は使えないです。(ものすごく少ないですけど、0ではありません。)
そういう意味では、基本を押さえた後に、赤ちゃんに合わない要素を把握しておくことが大事です。

スキンケアをして肌の状態が悪くなった場合は、すぐに使用をやめて、
どの成分に反応したのか? 見極めていきましょう。

最後に赤ちゃんにオススメの保湿剤をご紹介します。

ヒト型セラミド入りの保湿剤って結構高いものです。
50gで1万円以上というものが殆どです。
残念ながら、そこまで高価なものは常用できません。

そこで夫婦で探し出したお買い得商品が ドルチボーレ です。

一時期荒れた赤ちゃんのお肌の状態も今ではプルンプルン
お医者様にも褒められる肌になりました。

ちょっとやめられない。 ベビーローションです。
是非、試してみてください。 効果に嬉しくなりますよ。

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