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癌とアトピーの餌

 

癌という漢字が「疒」ヤマイダレの中に山になった口+口+口(器がいっぱい)
で作られているように飽食の病だと考えられてきました。
昔から腹八分目というだけあって、満腹まで食べるのは万病の元です。

私たちの敵であるがん細胞の弱点は実は、超がつくくらいの偏食にあります。
がん細胞の大好物はブドウ糖です。
言い方を変えれば、これさえ身体になければ、がん細胞は生きて行くことができないのです。

また、がん細胞は35℃を一番好みます。
そして42℃で完全に死んでしまいます。

そうなんです。ブドウ糖が多い低体温の人は、癌が一番住みやすい環境なんです。
50年前の日本人の平均体温は36.8℃。今は36℃前半で、35℃代の人も増えています。
日本で急激に癌が増えている原因の一つなのかもしれません。

ブドウ糖+低体温といって最も気になる要因は砂糖です。

砂糖には原料で大きく分けて二つあります。
テンサイ(サトウ大根)とサトウキビです。
サトウキビは温帯から熱帯の作物で土から上になるものです。
サトウキビが取れる地域は沖縄など暖かい地域が一般的で、
アジアのこれら地域では、コーヒーやお茶にもしっかりサトウを入れて飲みます。
体温を下げる効果があることを知っていたのかもしれませんね。
沖縄のように暖かい場所ではいいのでしょうが。。。

一方のテンサイ(サトウ大根)は根菜です。
東洋医学的な観点で見ると陽性の食べ物で体温を上げる働きがあります。

砂糖は精製されればされるほどブドウ糖に分解しやすく急速に血糖値を上げますので、

精製されていないテンサイから糖分を頂くのが癌には一番効果があります。

ブドウ糖の取りすぎはアトピーにも良くないことがわかってきています。
血糖値が急速に上昇すると膵臓がインスリンを大量に分泌し、血糖値を下げようとします。
血糖値が下がると副腎が血糖値を上げるためにステロイドホルモンを分泌します。
これを繰り返し、副腎が疲労し体内でステロイドホルモンがつくなれなくなると、
アレルギーの炎症を抑えることができなくなるのです。

ブドウ糖だけでアトピーや癌になるわけではないでしょうが、
不必要な餌を敵に配ってあげる必要はありません。

ぜひ、日常生活の中で気をつけてみてください。

来週、尾木ママと赤城先生(NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク事務局長)による
「食事をもっと楽しむ~ちゃんと知りたい食物アレルギー~」に参加してきます。

しっかり勉強して、身体と心にいい知識をここで発信できたらと思います。