お役立ち情報
遺伝子組み換え作物って本当は何の事か知っていますか?
厚生労働省のパンフレットによると、
「生物の細胞から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、植物などの細胞の遺伝 子に組み込み、
新しい性質をもたせることを遺伝子組換えといいます。」となっています。
そして
「遺伝子組換え技術では、生産者や消費者の求める性質を効率よくもたせること
ができる点、組み込む有用な遺伝子が種を超えていろいろな生物から得られる点
が違います。例えば、味の良い品種に乾燥に強くなる遺伝子を組み込むことで、味
が良く乾燥にも強い品種ができます。」
という説明が続きます。何やら、、、いいもののような気すらします。
ところが、
遺伝子組み換え作物の90%はアメリカのモンサント社によって作られています。
一つが、農薬耐性遺伝子組み換えです。
ある特定の除草剤をかけても枯れないようにする遺伝子組換えです。
モンサント社は遺伝子組換え種子と除草剤をセットで販売します。
この会社はベトナム戦争時にアメリカ軍が使った枯葉剤を作った会社でが
今では、枯葉剤にも耐性のある作物の栽培が始まっています。
それは雑草にも耐性がついてきて、
危険性の高い薬品を散布しない枯れなくなってきているからです。
2015年3月、ランドアップというモンサント社が販売する農薬には国連WHOの外部研究機関国際ガン研究組織(IARC)
が「おそらく発ガン性がある物質」(2A)というグループに分類しました。
そして、もう一つが、
害虫抵抗性遺伝子組換え作物です。
土壌細菌を使って作物の中に特定の昆虫が食べると昆虫の腸を破壊するBt菌を生成するように
改良された作物です。
この害虫抵抗性遺伝子組換えの場合でもBt菌の効かないスーパー害虫が生まれてきています。
この害虫をやっつけるために、ブラジルでは政府が承認していない殺虫剤が使われています。
このような作物は、本当に私たちに身体に悪影響がないのでしょうか?
厚労省の調査でも問題無い。となっています。 が、
水俣病の時も、問題無い。と思っていたのです。その当時は。
私たちは生産者の作り方をどうこうする力はありません。
しかし、遺伝子組み換え作物は表示義務があるので、選ばない。口にしない。
という選択権はあります。
モンサント社も、ブラジルやアルゼンチンの貧しい農家たちも、
お金になるからやっているのです。
損か得か?が選択の基準となっていては、人生が寂しくなります。
日本人の教養がそれを選ばない。
という選び方もあるように思います。
農薬の影響に関して詳しくはこちらを。
(農薬の犠牲者 ~モンサントを受け入れた国の実態~)
<https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=97253>
明日は、自分たちの今日の選択が決めていきます。
その瞬間を大切に積み上げていきたいですね。